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ひとりご飯の愉しみ

 最近一人でご飯を食べることが多くなってきた。
 一緒に暮らす息子の帰宅は以前から遅かったのだけれど、近頃は仕事帰りに晩ご飯を食べてくるようになったからだった。
 今までなら、残り物で済ませる、ということができたけれど、こう連続だとその残り物がない。
それで、自分ひとりのためにご飯を作る、ということになる。
 今まで何十年も家族のために料理をしてきたのが、自分だけのためになる、というのはかなり大きな変化である。
 さて、何を作ろう、と考える。
 つまり、私は何を食べたいか、ということである。

 材料だって何を買ってもいい。人の好みや好き嫌いも考えなくていいのだ。そう思うとなんだかわくわくしてくる。
 ひじきの煮物。切り干し大根。五目豆。にんじんシリシリ。ピーマンとじゃこの佃煮。大根おろし。キノコのバター炒め。酢の物。目玉焼き。レバーの甘辛煮。もずく酢。梅干し。納豆。具たくさんの味噌汁。奈良漬け。ごま豆腐。もやし炒め。魚の南蛮漬け。ゴーヤチャンプルー。アボガドとサーモンのサラダ。ちらし寿司。玄米。五穀米。
 作りたい物、食べたいものが次々に思い浮かんでくる。胡麻やショウガだってふんだんに入れる。
 
 夫や息子の好まないメニューばかりである。
 時には外でご馳走を食べるけれど、家では野菜たっぷりの玄米定食のようなものが食べたい。ステーキや揚げ物などはなくてもいい。
 トレイを取り出して、その上に出来た物から並べていく。食器にも凝ったりする。余裕があるということだろう。
 身体に良さそうなものを食べてるー、という満足感に浸る。
 誰に遠慮することもなく、好きなものを食べられるというのは幸せなことだな、と思う。家族のために作る幸せとはまた別のものだと思う。
 
 そうやってヘルシーな料理を山盛り食べて、一保堂の入り番茶を飲む、というのが近頃の私の愉しみである。
 ナッツやハイカカオチョコレートを一緒に食べる。
 腸活にはなっていたらいいな、と思いながら

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